sticky vision Ltd. | 日本の常識は海外の非常識。進出国の慣習・宗教行事と上手に関わるための2つの習慣
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日本の常識は海外の非常識。進出国の慣習・宗教行事と上手に関わるための2つの習慣

日本の常識は海外の非常識。進出国の慣習・宗教行事と上手に関わるための2つの習慣

ご相談内容

ご相談者
イスラム圏での事業展開を検討していますが、ラマダン(断食月)などの現地の慣習・宗教行事との関わり方で注意すべき点は何でしょうか?

Thinking outside the box…

日本・日本人の価値観や常識を手放して、相手国の慣習を尊重し、受け入れる

こちら側が相手に期待する働き、求めるビジネスの成果をしっかり伝える。相手国の慣習や宗教行事には関係なく、これらの成果について妥協しない姿勢を示す。合意に至らないなら、取引しない

 

慣習は違って当たり前。まず尊重して受け入れる

廣世
イスラム圏に限った話ではありませんが、日本人の価値観で、相手国の慣習を判断しないことですね。尊重して、受け入れてください。
ご相談者
でも、金曜日が休日だったり、ラマダン中はほとんど仕事が進まないとか、気になることが多いんですが。
廣世
それはお互い様です。金曜日を休日にしている代わりに日曜日に仕事してますし、日本人もお盆や正月三が日に休みを取るじゃないですか。「お盆」なんて他の国にはないですし、年明けは2日が仕事始めの国が多いですよ。ゴールデンウィークの長期休暇も日本特有です。
廣世
慣習の違いを挙げだしたらキリがありません。ヨーロッパのビジネスパーソンは夏場に数週間の休暇を取ることが多いですし、その前後は「バケーション直前(あるいは直後)だから忙しい」とか言って、1ヶ月くらい、ほとんど仕事が進まなくなることもあります。
ご相談者
へー、ラマダンと似たようなものですね。
廣世
敬虔なイスラム教徒の方々とは違って、彼・彼女たちの場合は、休息と遊びが目的ですけどね。でも、ずっとそのスタイルで仕事をしてきているし、たとえ文句を言ったとしても「私には休暇を取る権利がある!あなたにとやかく言う権利はない!」と言い返されて終わりです。
ご相談者
有給休暇をほとんど取らない日本人ビジネスパーソンには、ちょっと信じられない話ですね。

 

こちらの言い分もハッキリ伝える

廣世
それに、他の国の方々は、時間や効率性に関する考え方も日本人とは違います。国によっては、約束の時間や期日は「厳守」するものではなく、単なる「努力目標」として捉えている人たちも大勢います。
ご相談者
そんなことを受け入れていたら、仕事にならないじゃないですか!
廣世
もちろんです。それに「受け入れる」ことは、「相手の言いなりになる」こととは違いますよ。

 

日本人・日本企業とは異なる慣習や考え方を持つ相手と仕事をするときは、お互いの慣習の違いを、プロジェクトの前提条件として認識しておく必要があります。そして、慣習の違いは尊重するが、無条件で譲歩することはないという姿勢を示す必要もあります。

例えば、イスラム圏のパートナーと一緒に仕事するなら、まず日本と現地の休日・祝祭日、そして(時期が重なるなら)ラマダンの期間を確認した上で、プロジェクトのスケジュールを組みます。加えて、相手の国民性や働き方のスタイルを踏まえて、求める成果を出すためのアクションリストを作成して、「適切な」タイミングで締め切りを設定します。

ここでの「適切な」タイミングとは、相手にとってのみ都合のいいタイミングではありません。こちら側の要望、そして絶対に譲れない一線をハッキリさせた上で、双方にとってマイナスが生じないタイミングにすべきです。一定の期日までに所定のレベルの結果が出なければ、その時点で契約解除するなど、プロジェクトの重要性に応じて正式な書面を交わしておくことも必要です。

相手が従業員でも同様に、職務説明書を作成して、雇用主として求める仕事の基準を明確にしておきます。文章として残しておくことで「認識の違い」による誤解やストレスをお互いに減らすことができます。

廣世
日本側の慣習や都合だけを優先するような傲慢な態度は禁物ですが、ビジネスとして妥協できない点は、最初にはっきりと伝えるべきです。それを先方が受け入れないなら、そもそも御社のビジネスの相手として相応しくないということです。
ご相談者
なるほどね。パートナーシップ契約の内容をどうするか、相談させてもらえますか?
廣世
もちろんです。契約書の作成はイスラム圏の弁護士事務所にお願いするべきですが、相手との条件交渉はお手伝いさせていただきますよ。

 

 

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