sticky vision Ltd. | ゴミ箱に直行する「残念な」チラシを作らないためには?
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ゴミ箱に直行する「残念な」チラシを作らないためには?

地域に密着したビジネスは、中途半端に検索エンジンやソーシャルメディアで広告を出すよりも、地道にチラシをポスティングするほうが効果的に集客できることがしばしばあります。

しかし前提として、投函するチラシは、ハッキリとした目的を持った効果的なものでなければなりません。

チラシのプランニングやデザインを専門家に任せず、自分たちでやったときに陥りがちなミスとは何でしょうか?

実例をベースに、傾向と対策をみていきましょう。

 

「誰に」届けたいのか?

このチラシは先日、私の自宅ポストに投函されていたA4サイズ2つ折りのものです。

お店が特定できないようにモザイクをかけていますが、地元の接骨院のチラシです。

両面ともに色々な問題があり、細かいところを指摘するとキリがありませんが・・・

見込み客に対するコミュニケーション・デザインという観点での最大のミスは、これが「誰のため」のチラシなのかが一目で分からないことです。

表面でパッと目に入る「無料施術体験」という文字と、その真下にある言葉から、なんとなく指圧かマッサージ、整体のチラシかなぁ・・・と想像はできますが、

背景に使われている(おそらく施術中の)写真が分かりにくく、チラシを見た人の脳内に具体的なイメージが浮かびにくくなっています。

他に接骨院がいくつも存在しているエリアでこのようなチラシを投函しても、ここで一度試してみよう!と思わせるには、かなりインパクトが弱いと言わざるを得ません。

 

メッセージを絞り込む

このチラシはさらに、伝えたいことに最大限の注意を向けることにも失敗しています。

まず、表面だけでもいくつかの情報が2回使われています。

  • 「無料施術体験」の文字
  • (モザイクをかけていますが)連絡先の電話番号
  • 「チラシを見たとお伝えください」の文字

 

はっきりとした目的がないまま同じ情報を繰り返しても「ノイズ」にしかならず、チラシを受け取った人の注意力を削ぐだけです。

また、体験会の日付が記載されている真下には、「上記日程以外でも、大歓迎です」と書かれています。そうなると、あえて日付を書く意味がどこにあるのか、よく分かりません。もし「期間限定」という希少性を打ち出したいのであれば、「上記日程以外でも、大歓迎です」という言葉を使うのは逆効果です。

チラシを制作された接骨院の狙いが「無料施術体験を受けてもらえば、一定の割合でリピート客になってくれる・・・」というものであるならば、

チラシの目的は「現在、肩こりや腰痛に悩んでいる人たちに、我が接骨院の無料施術体験に興味を持ってもらって、予約を入れてもらう」ことであり、そのことにフォーカスしたチラシを作るべきです。

 

シンプルに、大胆に

ターゲットに強いメッセージを届けるために、情報を必要最小限に絞り込んだチラシの表面は、例えばこうなります。

一目見て、「さっきのチラシより、空きスペースが多いな・・・」と思われた方もおられるかもしれません。

しかし、たくさんの情報を盛り込んでスペースを埋めようとするよりも、伝えたい情報を絞り込んで、シンプルに、大胆に強調する方が、より伝わりやすくなります。

 

まず冒頭で「つらい腰痛・ぎっくり腰・肩こりでお悩みなら・・・」と、「誰のため」のチラシなのかをハッキリ伝えています。

次いで「無料施術体験」という言葉を強調して、提供する価値を伝えています。さらに「無料」という文字をハイライトしてもいいかもしれません。

背景には、施術中であることがハッキリ分かる写真を使用します。腰のあたりをマッサージしている画像で、無意識に「あぁ、自分もラクになりたい」という欲求を喚起する効果も見込めます。

連絡先は赤色の背景を使って、注意が向くようにします。

 

この修正サンプルは表面だけですが、裏面には、表面を見て興味を持った人が、無料施術体験に申し込みたくてウズウズするような情報「だけ」を書きます。

例えば、裏面すべてを「患者様の体験談」で埋め尽くして、「あなたもぜひ、効果を体感してください!」というコピーと連絡先の電話番号(表面と同じもの)を書くだけでも十分でしょう。

施術メニューの内容よりも、施術を受けて実際にラクになった人たちの声のほうが、「あぁ、早く自分もラクになりたい」という欲求と衝動を呼び起こすのに効果的だからです。

 

今回は、チラシを作るときの3つのポイントについて解説してみました。

  • 「誰のため」のチラシなのかをハッキリさせる
  • 伝えたいことを、必要最小限の情報でシンプルに、大胆に伝える
  • 興味を持った人に行動してもらうために、欲求と衝動をかきたてる追加の情報でダメ押しする

 

チラシを自社で作成するときに、ぜひ参考にしてみてください。

 

弊社のコミュニケーション・デザイン業務にご興味がございましたら、こちらからお問い合わせください。